私にとってのいきものは
関係性や雑念に捕われる事なく撮れるもの

興味があるから撮る
戯れたいから撮る
かわいいから撮る
愛しいから撮る
おいしいから撮る

自然だから自然でいられる
彼らにとって目の前にいる私は
その場の興味の対象でしかなく
そこにはなんの関係性も成立しなくて
いきものといきものでしかない

私にとっての彼らは
ここに今生きているという意味で対等であり
このいのちを頂くという意味では対等ではない

かわいいと愛しいと思うのは主観
おいしいという事はあたりまえの生活の中で知った
知っているはずなのに
あたり前の生活だからこそ知らない

食べるいのちをコントロールしているのは人間だけど
食べるいのちを消費するだけの人間は食べられるいのちにかなう事はない