タイに行くのは大阪へ行くよりも戸惑わない 
何回も行って慣れたはずの環境でも 
その世界は非現実的で濃く自分に刻まれる事は無い
10日前と10日後の私は何ひとつ変わってなくて
まるでそこだけがぽっかり抜けたような感覚に陥るのです

10日間何をしていたのか 記憶で思い出すことすら難しく
写真を見て振り返っても その自分を振り返りたいとは思わない

じゃあなんのためにタイに行くのか?
自分の不甲斐なさけなさを知るためなのか現実逃避をするためなのか

私の曖昧であるものも逃げるために曖昧であるのです
そんな自分と向き合うにも 写真は観るしかない

変わるぬ私に私は変われと焦らせ変わらぬ私は一生懸命逃げるのです

そんな事を想いながらも私は前向きです